感染症対策等衛生面への取り組み

バス車両向け空間除菌・脱臭装置「オゾンバス」について

当社では、バス車両向けに最適化チューニングを施したオゾン発生装置「オゾンバス」を全車両に導入しております。バス向けに最適化チューニングを施すことにより、安心・安全と高い除菌・脱臭効果を両立させました。

オゾンは、フッ素に次ぐ強い酸化力で空気中のウイルスや細菌・花粉や匂いの原因物質などを強力に分解します。分解後は酸素に戻るため残留毒性もなく、安全性の高い除菌方法として注目されています。日本では大型施設の空気清浄の他、浄水場などでもオゾンが除菌・脱臭に用いられ、その高い効果と飲み水にも使える安全性が重宝されています。

オゾンは、高濃度になると人体への影響があると言われています。日本産業衛生学会では1日8時間を超える作業場でのオゾン許容濃度を0.1ppmと定めています。これは日差しの強い海岸や森林の環境濃度と同程度です。オゾンは気体であり対流性の高い物質ではありますが、オゾンバスでは様々な車両で実際にオゾン濃度を測定し、最も近い座席でも0.1ppmを超えないようにチューニングされています(ただし、吹き出し口に直接口や鼻をつける行為は、短時間であれば問題ございませんがご遠慮ください)。

トキワ交通では、高性能オゾンガス測定器で実際のオゾン濃度を様々な条件で計測し、安全性を検証しています。安心してご乗車くださいませ。

オゾンは、その強い酸化作用により様々な効果を生み出します。具体的には、ウイルスや細菌を不活性化する事が確認されおり、新型コロナウイルスの不活性化も確認されています。また、同様の作用で防かび効果があり、液体噴霧タイプの除菌装置と異なり、湿度を上げないのでカビが発生しやすい状況になることも防ぎます。また、匂いの原因物質であるアンモニアや硫化水素と強い反応を示し、分解します。また、その後も健康に有害な物質を生み出しません。花粉なども同様に不活性化します。また、害虫のホルモン物質なども分解するため、忌避効果があると言われています。

オゾンバスの詳細についてはこちら

また、弊社バスは走行中は基本的に「外気取り入れモード」に固定して走行しています。全車両において約5分程度で空気が入れ替わる換気能力がございます。

貸切バスは、不特定多数が乗車する事がございませんので、元々感染症のリスクが少ない乗り物と言われております。弊社では外気取り入れモードとオゾンバスを併用し、消毒作業を徹底することで、高い衛生環境を実現しています。

清掃・消毒

当社では、自社に設置した次亜塩素酸水(電解水)を用いた除菌清掃を入庫時に必ず行っています。次亜塩素酸水は高い消毒効果がある一方で、生成後は急速に分解され消毒効果が持続しません。弊社では生成機を車庫に導入する事によって、生成して間もない次亜塩素酸水を使い消毒することができます。また、バス入口のステップマットに次亜塩素酸水を浸透させることで、乗降時に足の裏を消毒し、より高い衛生環境を保っています。

当社で使用している消毒液は、食塩水を電気分解して生成する次亜塩素酸水であり、人体への毒性が認められている次亜塩素酸ナトリウム水溶液ではございません。手すり等の消毒に使用された後は急速に食塩水に戻るため、手指に有毒な物質が付着しません。また、当社では空気中への噴霧・散布は一切行っておりません。

また、入口付近に乗降時にご利用頂ける消毒液を全車両に設置しております。